子宮体がん|天六レディースクリニック|天神橋筋六丁目駅の婦人科・産科・美容皮膚科

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子宮体がん

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子宮体がん

子宮は妊娠した時に胎児を育てる部分である子宮体部と、分娩の時に産道の一部になる部分である子宮頸部に分けることができます。子宮がんは子宮体部より発生する子宮体がんと子宮頸部より発生する子宮頸がんに分けられます。

子宮体がん

子宮体がんは40歳代以降に多く、50~60歳代に発症のピークがありますが若年層でも罹患することがあります。自覚症状として最もよくみられるのは不正出血です。特に更年期や閉経後に不正出血がある場合は放置せずに早めに受診し、子宮体がんの検査を受ける必要があります。閉経前であっても月経不順や乳がんを患ったことのある方はリスクが高いため不正出血がある際は受診するようにしてください。
治療の主体は手術療法であり、病気の進行具合にもよりますが子宮、卵巣・卵管、リンパ節を摘出するのが一般的です。現在は腹腔鏡手術やロボット手術が保健適応となっており、施設によっては負担の少ない手術も可能になってきています。また妊娠を希望する女性に関しては条件を満たせばホルモン療法による子宮温存治療も選択肢になります。
子宮体がんは病巣が子宮にとどまっている段階で治療すれば80%以上の方は治癒が期待できる病気です。近年子宮体がんは成人女性に増えてきている病気の一つです。何よりも早期発見・早期治療が重要ですので、心配な症状があれば診療を受けるようにしましょう。

検査方法

子宮体がんの検査は外来で十分に可能な検査です。超音波検査で子宮の形や内膜の様子を確認したのちに必要があれば子宮内に細い棒状の器具を挿入し、子宮内膜細胞または組織を採取する方法が一般的です。多少の痛みが伴う検査になりますが、麻酔なしで十分に行うことが可能な検査です。痛みに弱い方は痛み止めを併用しての検査も可能ですのでご相談ください。

症状

子宮体がんで最も多い症状は不正出血であり、月経以外の期間や閉経後に出血がある場合は注意が必要です。出血といっても真っ赤な血液だけではなく、おりものにごく少量の血液が混ざった状態のものであったり、おりものが茶褐色になる状態のものもありますのでおりものに違和感を感じた際はご相談ください。
病気が進行すると、お腹の張った感じ(腹部膨満感)や排尿時や性交時の痛み、下腹部の痛みなどの症状が出現することもあります。

原因

子宮体がんの原因は大きくは2つに分けられており、エストロゲンという女性ホルモンの刺激が長期間続くことで発生するタイプと、エストロゲンとは関係なく発生するタイプがあります。多くはエストロゲンの刺激によって発生するタイプであり、出産経験がないこと、閉経が遅いこと、肥満体型などがリスク因子として挙げられます。
その他にも乳がんの治療に使われる薬剤や、更年期障害の治療でエストロゲン単独補充することも子宮体がんの発生に関係していると言われています。
また子宮体がんは遺伝が関係していることもあり、リンチ症候群がその一つになります。血縁者に子宮体がんや大腸がんを患った方がいる場合は注意が必要です。

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