更年期障害|天六レディースクリニック|天神橋筋六丁目駅の婦人科・産科・美容皮膚科

〒531-0041 大阪市北区天神橋7丁目1-24 ジオタワー天六2F
Tel.06-6357-0005
web予約 Instaglam LINE
ヘッダー画像

更年期障害

更年期障害|天六レディースクリニック|天神橋筋六丁目駅の婦人科・産科・美容皮膚科

更年期障害

更年期障害

月経は卵巣から分泌される女性ホルモンが大きく関係しており、閉経とは卵巣の機能が加齢とともに徐々に低下していき、月経が永久に停止した状態をいいます。日本人の平均閉経年齢は50歳ですが個人差が大きく、早い人では40代前半、遅い人は50代後半に閉経をむかえます。閉経前5年間と閉経後の5年間をあわせた10年間を更年期と呼びます。
この期間に現れるさまざまな症状で、他の病気での症状ではないものを更年期症状といいます。さらにその中でも症状が重く、日常生活に支障をきたすものを更年期障害といいます。更年期障害の原因は、女性ホルモン(エストロゲン)の低下だけではなく、身体的、心理的、社会的因子などが複雑に関与して症状が出ると考えられています。

更年期障害の症状

更年期障害の症状

  • ほてり・のぼせ、発汗
  • 手足の冷え
  • めまい
  • 動悸
  • 息苦しさ
  • 疲れやすい
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 腰痛
  • 関節の痛み
  • しびれ
  • 疲れやすさ
  • 気分の落ち込み
  • 意欲の低下
  • イライラ
  • 不眠

その他にも多彩な症状があります。

診断

現在困っている症状や月経の状況を問診で確認します。必要に応じて、血液検査で女性ホルモンの値や甲状腺機能、貧血の有無などをチェックします。
症状に応じた診察を行い、現在の症状が他の疾患から起きているものではないと判断した場合、更年期障害と診断し、治療に移ります。

治療

更年期障害の主な原因が女性ホルモン(エストロゲン)のゆらぎと減少にあるため、少なくなったホルモンを補うホルモン補充療法が有効です。更年期症状の改善だけでなく、将来の高コレステロール血症や動脈硬化、骨粗鬆症、認知症の予防や治療にも効果があります。
また、症状によっては漢方薬や向精神薬を使用したり、プラセンタ治療などを行うこともできます。更年期の症状は人それぞれですので、しっかりと相談し治療方針を決定していきましょう。

  • ホルモン補充療法

    更年期障害の主な原因が女性ホルモン(エストロゲン)のゆらぎと減少にあるため、少量のエストロゲンを補う治療法(ホルモン補充療法)が行われます。ホルモン補充療法は、ほてり・のぼせ・ホットフラッシュ・発汗などの症状に特に有効ですが、その他の症状にも有効です。一時期、乳がんのリスク上昇などのまれな副作用が強調されていましたが、現在は心臓や血管の病気、骨粗鬆症などの予防に効果があると見直されており、更年期障害の優れた治療法の一つです。また、ホルモン剤には飲み薬、貼り薬、塗り薬がありますので、よく話し合いながら、皆様に合った治療法を選択します。

    エストロゲンレベルの変化

  • 漢方薬

    漢方薬はさまざまな生薬の組み合わせで作られており、全体的な心と体のバランスの乱れを回復させる働きを持ちます。多彩な症状を訴える更年期女性に対しては、「婦人科三大処方」とも呼ばれる当帰芍薬散・加味逍遥散・桂枝茯苓丸が有名ですが、それ以外にも様々な種類の漢方薬があり、症状と診察でそれぞれにあった漢方を選択していきます。

  • 抗精神薬

    気分の落ち込み・意欲の低下・イライラ・情緒不安定・不眠などの精神症状がつらい場合には抗不安薬や抗うつ薬、眠剤などの向精神薬も治療に有効です。この種の薬に抵抗感を示す方も多いかもしれませんが、適切に使用すれば更年期障害の精神症状にとても有効です。

  • その他

    プラセンタ注射(更年期症状には保険適応)や、女性ホルモン様の働きをするサプリメントなども有効であり、その他の効果として美肌効果や抗疲労効果なども言われております。

pagetop